AGE WELL

スローなエイジングのために

ウォーキングでここまでできる!

今日は朝から、筋肉痛である。

それは昨日ウォーキングをしたから。そしてたったの20分間。その短いウォーキングが私に筋肉痛を起こさせている。

さて、ウォーキングにはどんなイメージをお持ちでしょうか。

以前の私は・・・女性が、マイペースで歩いている。あるいは、女性同士がおしゃべりをしながら、楽しそうに歩いている。そしていずれの場合も、汗はたくさんかいていない。

こんな情景を思い浮かべていました。

つまり、ウォーキングは、誰でもできる手軽なエクササイズ、でも大きな効果はそれほど期待できない・・・と思っていました。

ところが、その私が、最近ウォーキングにはまっているのです。ただし、それはとてもスポーティで、汗をたっぷりかくようなウォーキングです。

ウォーキングと一言で言っても、いろんなバリエーションがあります。例えば、ロング ストライド(できるだけ大股で歩く)、スピードウォーク(とにかく速く歩く)、ダンベルウォーク(ダンベルを両手に持って歩く)、など。もちろんスタンダードウォーク(呼吸を整えることができる程度の強度のウォーキング)も。

いずれも歩くフォームはほぼ同じ。骨盤を立てる(後傾、前傾にならないよう)、肩甲骨をしっかり使って腕を引く、骨盤底筋群が緩みっぱなしにならないように意識する、です。

そして重心移動がとても重要になります。

太っている人(自分の体重に見合う筋肉量がない場合)や、お年寄りは、歩くときに左右に重心移動して歩いていることが多いですよね。後ろから見ると肩がシーソーのように揺れています。私の夫は肥満体なので、歩く姿を後ろから見ると、肩が左右に揺れています。また、普通の人でも疲れてくると、左右に肩を揺らすようになります。この歩き方は、体重移動が上手に行われず、重心が左右に流れてしまっているので、効果的なウォーキングになりません。ウォーキングの重心移動は、前へ、前へ、です。

おさらいすると・・・

1)骨盤を立てる

2)肩甲骨を使う

3)骨盤底筋群は締め気味に

4)重心移動は前へ

このルールさえ守れば(でも、これが案外難しいかも!)、効果的なウォーキングをエンジョイできます。姿勢や歩き方は、自分では気づきにくいので(みんな、自分は出来ていると思いたいもの)、誰かにチェックしてもらうとよいかもしれませんね。

そのほか、歩くときは背筋を伸ばす、とよく言われますが、頑張りすぎて背骨のS字カーブを損なってしまうのはよくないそうです。

さあ、上記のフォームで、ウォーキングをしてみませんか。のんびり歩くのではなく、強度を上げたスピードウォーク(またはパワーウォーク)やロングストライドを入れながら、たっぷり汗をかきましょう。

こうなると、ウォーキングは立派なワークアウトですね。だから通勤の駅までウォーキング、とかはちょっと難しいかも。そして、場所も、道路よりは公園などの車があまり来ないような場所がいいですね。

もちろんランニングと同様、音楽もあると嬉しい。最近は「ウォーキングのための音楽」とかも出ています。

そのほか、私はスポーツアプリを使っています。ウォーキングのプログラムメニューがいくつもあって、その日の気分で10分コースとか30分コースとかを選べて、コーチの音声ガイドで、速く歩いたり、ゆっくり歩いたり、深呼吸を入れたり、します。

厳しい暑さの夏がすぎ、爽やかな季節になってきました。汗をかくスポーティなウォーキングを、あなたも生活に取り入れてみませんか。

ちなみに、厚生労働省の e-ヘルスネットでは、ウォーキングについてこのように述べています。

〜「歩く」という老若男女を問わず行うことが可能な活動を、動作の質や強度を考慮することによって、健康増進や生活習慣病予防のための運動とすること 〜

歩く、という基本的な動作だからこそ、意識して改革してみましょう。きっとよいことがあります。

f:id:shirota24:20190924175057j:plain

左が私のウォーキングシューズ。右がランニングシューズ。