ピラティスで老いない身体を手にいれよう
こんにちは！
なんと、今年になって初めての投稿です。
最後の投稿を今見たら、去年の９月１８日でした！
半年ぶりの投稿ですね。。。
忙しかったようです。夢中で分かりませんでした。
忙しかった理由の一つに、新しいことへのチャレンジがありました。
ピラティスの指導員の資格を取るために、トレーニングを受けていたのです。
知っている人はあまりいないかもしれないですね。
ピラティスとは、ドイツ人のジョセフ・ピラティスが開発した独特なエクササイズで、主に体幹を重視してデザインされています。
コアに働きかけながらも全身を使い、柔軟性や筋力（特に筋持久力）を高め、正しい姿勢と動きを獲得するための運動です。
具体的なピラティスの大きな特徴を言うと、
１）胸式呼吸（正確にはラテラル胸式呼吸）を続けながら行う、かつ、
２）骨盤底筋群を引き締め身体の中心を横隔膜の方へ引き上げた状態を保ちながら行う。
この２点があるゆえ、ピラティスは他のエクササイズと一線を画すことになるのです。
さて、私がなぜ、このピラティスの指導員の資格をとったのかというと、もちろん、加齢への備えのためです。
ピラティスを行うとどんな良いことがあるのでしょうか。。。
- 動作が滑らかになる（歳をとると動きがカクカクになりますが、それが防げますね）
- 筋持久力が向上する
- 関節可動域が広がるため、日常生活の様々な活動を行う能力が向上する
- 姿勢が改善される（骨盤の傾き、左右のバランス等）
- 動作がリズミカルになる
などが主なものですが、これはピラティスの教科書に書いてあること。
全て同感ですが、それに加えて私がピラティスを実際にやって実感したものを下記に挙げてみました。
- 骨密度が高まった感じがする
- 背が高くなった感じがする
- 足首の捻挫をしたが、１〜２日で痛みがほとんどなくなった（ちなみに足首に直接アプローチするエクササイズはしませんでした）
- 背骨が気持ちよく伸びている感覚がある
- 体幹の安定感を感じる
一番最初の「骨密度が高まった感じがする」は、ちょっとうまく説明できないのですが・・・。
本当はそんな短期間に骨密度が高まることはないと思いますが、でも実際の感覚としてはそのようなものがあったのです。
私の骨密度は標準です。
ピラティスを続けていてしばらくしてから、歩いている時に両足の骨感が心地よいことに気づきました。
一歩歩いた時に、地面から脛、膝、太ももに伝わってくる振動が、非常にしっかりしたもので、密度の高い丈夫な骨の感触がありました。
それが面白くて何度も地面を強く蹴りました。非常に不思議な感覚でした。
また、背が高くなった・・・。これも実際には起こらないことのように思えるのですが、やはり感覚としてありました。
それは、ある日、いつものように和室の部屋で正座で夕飯を食べ、食べ終わった後、立ち上がったら、見える部屋の景色が、いつもと少し違ったのです。
「あれ？」と一瞬不思議な感覚があり「私、背が高くなったの？」と思いました。
実際に測っていませんし、そんなことはないのだと思うのですが、でも考えられることは脊柱がまっすぐに伸びたのではないか・・・と言うことです。
このブログで何度か書いているように、私は現在８４歳の母と同居して介護をしています。運動嫌いでその年齢に達してしまったので、身体の動きはかなり悲惨です。
表現が辛辣に聞こえるかもしれませんが、ヨボヨボのヨレヨレ、と言う表現が実によく当てはまります。
姿勢が悪く、深刻な胸椎後弯（いわゆる猫背）です。
両脚の筋肉はもう残っていないんじゃないか、と思うくらいやせ細り、グラグラ。
でもお腹はぽっこり出ています。
ものを床に落としたら拾うことが非常に困難ですし、頸椎もかなり後弯しているため、食事もうつむいて食べることしかできません。
排泄に失敗することも頻繁です。
このような状態の母を毎日見ていると、自由に軽やかに身体が動く、排泄をコントロールできる、と言うのは奇跡のような気がします。
出来るだけこの奇跡を長く保ちたいと、心底思います。
安定した身体感覚と、リズミカルな動き、そして正しい姿勢を、生きている間できるだけ長く、私は保ちたい。そして私だけでなく、周囲の人にもそうあってほしいです。
それを可能にする方法の一つがピラティスです。
身体が動かない、痛い、よろけてしまうのは、とても辛いものです。
それらをピラティスで予防、正しくは遅らせることができるのです。
今年の10月から、私の会社のサービスメニューにピラティスのレッスンを組み入れる予定ですが、その前に特別価格（１時間1000円）で、プライベートレッスンを提供いたします。
そのことを先日Fadebook にてお伝えしたところ、何人かの方からお申し込みを頂きました。
運動は、みなさん、きっとやりたくないんだろうなぁと思いながらも、Facebook で呼びかけたのですが、運動を始めたい、ピラティスを体験したい、と言う人が何人もいて嬉しい驚きでした。
一方で、ある人たちにとって、身体を動かすことは、最後の最後までやりたくないことでしょう。かつての私がそうであったように。
実際に、私の夫は深刻な肥満ですが、絶対に運動はしたくないようです。最初は私も運動を勧めていましたが、あまりに拒否が強いので、今はもう勧めるのをやめました。
やりたくない時に始めても逆効果です。人はやりたい時に始めればよいのです。
ただし加齢は、みなさんが思っているよりも早く、みなさんの身体を不自由にしていきます。少しずつ。分からないように。
だから、手遅れになる前に腰が上がるとよいですね。80歳になってから運動を始めるのは正直きついことです。
加齢による身体の変化に気づいたら、そして身体を動かしてみようかと思った人は、ぜひ、一緒にやりましょう。
私は、一人でも多くの人が、健康を保ちながら歳をとっていける（つまり age well !）ことに力を注ぐ、それをこれからの人生での仕事にすることを決めたのです。
