普通の食生活にはもう戻れない
卵を食べなくなって、もうどれくらいになるでしょうか。
卵だけではなく、家ではお肉、お魚、等の動物性たんぱく質を取らなくなりました。
我が家のカレー、シチューにはお肉やシーフードは入っていません。
乳製品も取らなくなりました。そう言えば、ヨーグルトはもう久しく食べていません。
使う野菜は、できる限り有機栽培のもの。どうしても揃わない時は、無農薬や減農薬のもの。ちなみに生野菜は体を冷やすので、加熱したものを食べます。
女性はフルーツがヘルシーでよい、と信じている人が多いのですが、フルーツも体を冷やすので、ほとんど食べません。
また、主食は白米ではなく、いつも玄米です。ちらし寿司を作る時も玄米で作ります。
パンは食べません。小麦粉だから・・・
化学調味料とは完全にサヨナラしました。お醤油は本醸造のものしか使いません。お味噌も天然醸造のもの。または自分で、有機大豆から作ったお味噌。
煮物には砂糖は使わず、米飴を使います。
ところが外食となると、動物性たんぱくを避けるとか、添加物が入っていないものがいいとか、無農薬か有機の野菜出なくちゃダメとか、そんなこと言ってられません。私の希望を満たすレストランはありません。
だから、外食の時は何も気にせず、肉でも魚でも、白米でも、化学調味料満載の美味しいお料理も、いただきます。
そして外食が続くと、体調に変化が起こります。もちろん、良くない変化です。
ですから、外食は出来るだけ少なくしています。レストランでの食事は、お友達と会う時くらいで、自分で「あそこのお店の〇〇が食べたいから行こう!」とは、なりません。
こんな食生活を人に話すと、大抵「わー、信じられない。そんなの絶対に出来ない!」と言われます。どちらかと言うと、出来ないよりも、やりたくない、と言うニュアンスを感じます(笑)。10年前の私だったら、いや、5年前の私だったら、同じことを言ったでしょう。
お肉のない生活、お魚のない生活、パンも乳製品もない生活・・・
こうして書くと、とても厳しくストイックな食生活に聞こえますね(笑)。
ところが、実際はそうではありません。
玄米の力強い美味しさ、旬の野菜本来の自然な味、シンプルな調味料、化学調味料を使わない安心でホッとする風味・・・それは、本当に豊かで幸せな食事です。質素ですが贅沢なのです(そして意外と高くつく)。
私はもう、昔の食生活、お肉とお魚と乳製品と小麦粉、そして化学調味料たっぷりの食事には戻れません。
外で食べる食事は、確かに美味しいですが、私が家で食べている食事の味とは全く違うものです。一口食べれば化学調味料を使っていることが、すぐ分かります。どことなく薬臭いのです。食べ続けていると、慣れて分からなくなりますが・・・。
人の体は食べ物で出来ている、とよく言われます。
病気も、加齢臭も、アレルギーも、食べ物から起こることです。
それでも人は美味しさと便利さを求めて、美食に走る。
体によい食事についての正しい情報は、残念ながら、コマーシャリズムによって、なかなか伝わりにくくなっているのでしょうね。