食生活の不良
不良とは、自分の将来のことを考えず、悪いことをいっぱいやっちゃう人です。
中学生や高校生の頃は、クラスの中には大抵数人、不良がいた。「今がよければいいんだ!」と豪語する。
そんな彼ら不良の特徴の一つは「つるむ」こと。
悪いことをするときは、必ず誰かを道連れにしたくなるのです。
例えば、万引きするのも一人では実行せず「これから俺はあの店に万引きしに行く。お前も、男だったら一緒についてこい!」とか「タバコを吸ったことあるか? うまいぞ。どうだ、一本」など。
その誘いに躊躇しようものなら「なに、ビクビクしてるんだよ」とか「周りの言うことなんて気にするな」とか「なに、真面目ぶってるんだ」などとさらに積極的にお誘いされてしまいます。
これは青少年のお話ですが、大人になってもこの名残なのか、食生活が乱れている人ってこれに近いことをするような気がします。
一緒にいる誰かが「甘いものはやめておこうかな」なんて言うと「大丈夫だよ〜。デザート一緒に食べようよー」と誘います。または腹八分目の人がそばにいれば「えー?食べないのぉ? もっと食べようよ〜。自分へのご褒美なんだからさ」と言ったりもします。
「最近、外食が続いていて、ちょっと飽食気味なの。いけないなぁって思っているんだけど、ついつい美味しくて食べ過ぎちゃうの」と友人が話せば「そうだよね、食べるのを我慢するのなんて出来ないよね! 私も今週ずっと美味しいお店で連日食べてばっかりよ! でも、楽しいことがないと人生つまんないじゃない? で、今日は何食べに行く?」と食べ過ぎ習慣をポジティブ化。
あるいは、お互いにどんどん食生活が乱れることを、励ましあいます。
「お酒、もっと飲もうよー。まだまだいけるでしょ?」
「私も食べるけど、あなたもよく食べるわー。私たちってすごいわね!さあ 次は何行く?」
とエスカレートしていく・・・
食生活の不良は、罪の意識がどこかにあるのだろうか・・・そして一人ではワルになりきれないらしい。。。
不良の誘惑に乗らず、自分の将来、つまり老後のことを考えて、賢く、節度ある食生活を送りたいものですね。