さらば、身体の痛みよ。
身体の痛み、どうしてますか?
肩こり、腰痛、ふくらはぎがパンパン、背中の強張り、首がギクシャク、脚が重たくだるい・・・などなど、40代後半を過ぎれば身体中のあちこちが、痛かったり、硬かったりの故障だらけ。
私は、もうずーっと何年も、いやもう10年以上にもなりますが、左の梨状筋(臀部の深層筋)が硬くて、その影響で、何かあるごとに左脚全体が痛むのです。その痛みは強烈。
ひどい時はマッサージ屋さんに駆け込んで、ほぐしてもらっていました。
でもしょっちゅうマッサージ屋さんに行くのは時間的にも金銭的にも無理。
10年前の私は、運動とか筋肉とかについては全く無知で、痛みはもうあきらめていたのですが、最近の私は、筋肉や血流、リンパ、など身体の仕組みについて、少し詳しくなってきて、自分で身体の痛みを軽減する方法をいくつか身につけました。
今日はそのうちの一つ、「ストレッチポール」や「フォームローラー」を使って痛みを軽減する方法について書きます。読むだけでなく、実際にやってみて、その効果を実感してみてくださいね。
ストレッチポール、フォームローラー、とは何か?
どちらも円筒形で、筒の直径はおよそ15センチ前後。ストレッチポールはフォームローラーよりも長く、1メートル弱。フォームローラーは長さ約30センチ。
両者、形状は似ているのですが、材質がちょっと違います。
ストレッチポールは、表面ツルツルで、合成皮革のような材質(ソファとかによく使われていますね)で、ふかふかした弾力があります。手のひらで押すと戻ってきます。
一方、フォームローラーは硬い! 手のひらで押してもびくともせず弛みません。また、表面には凹凸があります。一言で言うと、カチカチの円筒形。
使い方は、基本的に二つともほぼ同じ。ふくらはぎ、腿、臀部、背中など、身体の一部をのせて、自分の体重をかけてコロコロするのです。
フォームローラーは硬いので、ストレッチポールよりも痛いです。運動をしばらくしていない人がやると、悲鳴をあげてしまうかも。
もちろん、ストレッチポールでも、硬くなってしまった筋肉をあてると、それなりに痛いです。
どちらを使ったらよいのか?
ストレッチポールは筋肉を緩めるもの。リンパの流れを促すことにも効果を発揮します。副交感神経優位を引き起こし、リラックス効果がとても高い。
一方、フォームローラーは、ずばり、筋膜リリースのためのもの。
筋膜とは筋肉を覆っている薄い組織膜で、色々な理由で、萎縮、癒着が起こり、筋肉の動きを阻害します。その筋膜を正常な状態に戻してあげることが筋膜リリースです。
フォームローラーは痛いけど、効果は抜群。ほんの5〜10分やるだけで、全身がすっごく軽くなります。私をたびたび悩ます梨状筋(ここは硬くなりやすい筋肉の代表選手!)も、筋膜を剥がしてやると、痛みは嘘のように消えてしまいます。
簡単に言うと、身体を緩めてリラックス効果を得るなら、ストレッチポール。
筋膜リリースをして痛みを消したいならフォームローラーになるかな。
使うときの簡単なコツと注意事項
痛いところ、硬くなっているところを、丁寧に探し当てながらやること(人それぞれですから・・・)
そして、フォームローラーで筋膜リリースをする場合は、力をいれず、できるだけ脱力した状態でやること。例えば右のふくらはぎの筋膜剥がしをする時は、右のふくらはぎの力を抜いた状態で行うこと。
あと、圧力の強度は自分の体重のかけ方で、調節すること。
それと、乗り降りは、ゆっくり気をつけて行ってください。
より詳しい使い方のサイト
ところで、ストレッチポール、実はこの名称は登録商標です。いろんなメーカーが似ているものを作っていて、リセットポールとか、ヨガポール、などの名前をつけています。
本家本元のストレッチポールの製造元によるストレッチポールの効果と使用方法はこちら。
また、フォームローラーも、本家本元があります。ミューラー スポーツ メディスン社と言うアメリカの会社です。トリガーポイント、と言うブランドのラインアップの中にフォームローラー(正しくはグリッド フォームローラー)があります。
そこのサイトの中にある、詳しい製品説明と動画付きの使用方法はこちら。
動画や説明文だけでは、心もとない・・・と言う方は、近いうちに AGE WELL Labo のセミナーで、ストレッチポールとフォームローラーの使い方セミナーを実施しようと思っていますので、ぜひいらしてくださいね。ピラティスインストラクターの私が、丁寧にサポートいたします。
さて、犬が写りこんでいる写真は、私のストレッチポールとフォームローラーです。
正確には、東急オアシスさんが作っている「リセットポール」(アマゾンで5498円なり)と、iuga と言うブランドの「フォームローラー」(アマゾンで2880円なり)です。
いずれも本家本元の製品ではありません(笑)。
身体の不具合を自分で治す方法を知っていると、パニックにならず、安心できます。
すぐに治療院やマッサージに飛び込まなくても、自分でケアしてみる選択肢を一つ持つことで、気持ちも前向きになれると思います。